目的別リハビリテーションとは?
在宅または施設療養中に、歩行や日常生活動作、摂食嚥下機能等に関する問題が発生した時点でそれ以上の状態悪化を防止し改善すること(あるいはフレイル*のように要介護状態へ進展しやすい身体状況に対して予防的に介入すること)を目的に短期間集中的にリハビリテーションを提供する独自のシステムです。リハビリテーションに関することなら何でも相談してください。
※フレイル(虚弱)とは、「加齢に伴って生じる機能的な予備能力の低下(恒常性維持機能の低下)により、健康障害や自立機能障害を来たしやすい状態」(Friedら2009)のことです。
歩行コース
利用者様がより良い生活を送るため、または介助者の介護負担の軽減のため、主に脚の筋力強化、体力・バランス能力の向上を基礎として歩行能力の改善を図ります。※装具の作成・調整も可能です。
排泄コース
トイレ動作のなかで問題点を明確にし、ズボンやパンツの上げ下ろし動作、清拭などの後始末の動作、便座からの立ち座りや骨盤周囲の筋肉(骨盤底筋群)の強化による失禁予防を図ります。
上肢コース

呼吸コース

摂食・嚥下コース

より安全に楽しく食事が出来るようにリハビリを実施します。 状態に応じて嚥下造影検査(VF)や嚥下内視鏡検査(VE)を実施します。検査結果をもとに患者・ご家族に対してお食事の内容や摂取方法について助言や指導を行います。
コミュニケーションコース

パーキンソンコース

ボツリヌス治療コース

フレイルコース

※フレイル(虚弱):「加齢に伴って生じる機能的な予備能力の低下により、健康障害や自立機能障害を来しやすい状態」
目的別リハビリテーションQ&A
どういう手続きで入院できますか?
まずは昭和病院医療連携室へご相談ください。(TEL: 083-222-1782)その後、かかりつけ医の紹介状を持参の上、1度外来受診という形で現在の状態確認やご要望を聴取し、担当医師、看護師、リハビリスタッフ、医療相談員、ご本人・ご家族と一緒に話し合い、方針やコース、入院期間、入院日を決定するというのが基本的な入院までの流れになります。
リハビリの期間は最大どれくらい受けられますか?
最大2ヵ月間です。
どの職種がリハビリしてくれるのですか?
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がそれぞれのコース内容と目的に合わせてチームで関わります。病棟での自主練習を主体としたナースリハビリや機械での軽運動を主体としたパワーリハビリも併用して、家に帰ってからも自主練習を習慣化できるように入院時から指導しています。入院生活中に活動量を担保して積極的にリハビリテーションに取り組んでもらいます。
目的別リハビリテーションのコースの併用は可能ですか?
①ボツリヌス療法+歩行コース(可能)
②ボツリヌス療法+上肢コース(可能)
③歩行コース+上肢コース(不可)
① 、②のような組み合わせは可能です。③のような併用は、1つの項目に短期的に集中してリハビリテーションを提供するために実施しない方針となっております。
退院してから、もう1回目的別リハビリを受けられますか?
期限いっぱいの2ヵ月間入院した場合、退院後3ヵ月期間を空けることで再入院可能となります。
特定医療法人茜会 昭和病院083-231-3888診療時間 9:00-17:00 [ 土(午後)・日・祝日除く ]
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